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神の雫 コミック ワインリスト 1巻

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神の雫 コミック ワインリスト 1巻

 

別れのワイン

 

@百の花の香り 百の花の香り
客から要望でリシュブール(D.R.C)を
サーブする紫野原みやび。
しかし、味にクレームを付けられる。
怒る客を前に一人の青年がリシュブールを
驚異の高さからデキャンタージュ。
それが国際的ワイン評論家、
神咲豊多香の息子、神咲雫だった。
営業部から新規に出来るワイン事業部への
配属を命令される雫。
神咲豊多香の訃報に自宅へ2年ぶりに帰る。
資産管理人である弁護士、
霧生から遺書を手渡され、その表書きにあった
文字は「神の雫」。

 

A豊饒なる大地への祈り 霧生から聞く遺言状の内容は…
神咲豊多香が選んだ12本の偉大なワイン「十二使徒」と、その頂点にたつ幻の1本「神の雫」。
それらを1年以内にすべて言い当てたものに遺産の全てを譲るという。
それを競う相手は、若手ワイン評論家、遠峰一青。もう一つの遺言として、そこで出されたワインをブラインドテイスティングし、そのワインの本質に対して優れた表現をした者が、そこの屋敷に住むことが出来るとあった。雫はそのワインの香りを嗅ぎ、忘れていた過去を喚起され、逃げるようにその場を離れる。
遠峰はそのワインがシャトー・ムートン・ロートシルトの1982年であることを見抜き、さらにそのワインをミレーの「晩鐘」に例えた。

 

 

B重厚にして繊細なる女王 ワインを飲んだことがない雫は、みやびに
相談を持ちかける。
そして、ワインバー「モノポール」店主藤枝の薦めで、
始めて飲んだワインに衝撃を感じる雫。
そのワインは、シャトー・モン・ペラだった。
2万円クラスのオーパス・ワンと2千円代の
モン・ペラを比較試飲。
しかし、雫、がみやびがもう一杯飲みたいと
感じたのは安価なモン・ペラだった。

 

Cベッドの上は目覚めの香り みやびはワインの香りを知るための「トレーニングツール」で、雫が天才的な嗅覚を持っていることを知る。
その中に、屋敷を賭けたワインの香りをみつける雫。
みやびの勤めるレストランに残っているワインの
空き瓶から、問題のワインを探そうとするが、
みやびはセラーに置かれたワインを割ってしまう。

 

Dそれはブルゴーニュの神様 みやびが割ったワインは、そのレストランの社長、美島が客から預かった貴重なワインだった。
ブルゴーニュの神アンリ・ジャイエが造った
クロ・パラントゥ1999、世界中に700本しか
存在しないワイン。
タイムリミット3時間で、代わりになるワインを
探す雫とみやびだった。

 

E苺畑で逃げてゆく乙女 ジャイエのクロ・パラントゥに代わるワインとして、ショップでジャイエの関係者が造ったワインを当たる二人。
しかし代わるワインを見つけることは出来なかった。
ワインを飲んだときに見える光景、苺畑にたたずむ乙女は、それらのワインでは振り向いてくれなかった。
藤枝の紹介で二人は土肥ロベールという
人物を訪ねるが、彼は公園に住むホームレスだった。

 

F公園でテイスティング 雫が神咲豊多香の息子だと知ったロベールは
「試してやる」と言い、雫に公園の一角を掘らせる。
そこから出てきたモノはワインの木箱だった。
グロ・フレールのヴォーヌ・ロマネ2001と
エシェゾー2002を飲み比べ謎を解けと言われる雫。

 

Gこの神の恵みを両手に抱いて 雫が導き出した答えは、2つは同じ畑から
生まれた年違いの「兄弟」ということ。
ロベールはヴォーヌ・ロマネはエシェゾー畑の
若い木から採られたぶどうから造られたことを
種明かしし、雫にジャイエのクロ・パラントゥに
代わるワインとして一本のワインを手渡す。

 

 

 


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